メロスは激怒した。必ず、集計係としての人生から逃れなければならないと決意した。

メロスには社内政治がわからぬ。メロスはデータマイナーの卵である。数学を学び、コ

ードをかきながら暮らしてきた。けれども、自由に対しては、人一倍に敏感であった。

 

 

 

序章:どうも僕です。

そうです。僕があのメロスです。

 

昔は約束を守るために走ったりしましたが、

もうね、

この年になると自分が一番大事ですよね。

 

走ってらんないわけです。

セリヌンティウスとかどうでもいいし。

 

これが大人になるということなんでしょうか。

 

好きなことをやって生きていけたら

それは素晴らしいことで、

それを実現するために

流した汗(あせ)とか汚い汁(しる)とかを

一度、浄水器を通してから

ここに残していこうかなと企んでいます。